はじめに
PlayStation Vitaでは、カスタムファームウェア(CFW)を導入することで、さまざまなプラグインを利用できるようになります。
しかし、プラグインの導入や管理を手動で行う場合、ファイルの配置やconfig.txtの編集ミスが原因で動作しないことも多く、初心者にとっては少し敷居が高い作業です。
そこでおすすめなのが、AutoPlugin IIです。
このツールを使えば、人気プラグインのダウンロード・インストール・削除・更新をすべてアプリ内で完結させることができます。
本記事では、AutoPlugin IIの導入手順と基本的な使い方をわかりやすく解説します。
AutoPlugin IIとは
AutoPlugin IIは、PS Vita用のプラグイン管理ツールです。
前身の「AutoPlugin」を改良したバージョンで、より多くの機能を備え、日本語にも対応しています。
また、操作画面はVitaShell風にデザインされており、直感的に操作できるのが特徴です。
主な機能は以下のとおりです。
- 人気プラグインの自動ダウンロード・インストール
- プラグインの削除・更新機能
- システムプラグインおよびゲーム専用プラグインの両方に対応
- 日本語を含む多言語対応
- HENkaku/enso環境で動作
特に、初心者でもプラグイン導入の失敗を防げる点が大きなメリットです。
導入方法
① 準備するもの
- CFW(HENkakuまたはenso)が導入済みのPS Vita
- VitaShellがインストールされていること
- Wi-Fi接続環境
② AutoPlugin IIの入手
- Vita本体でVitaShellを起動します。
SELECTボタンを押してFTPモードにし、PCから接続します。- 以下のサイトから最新の
AutoPlugin2.vpkをダウンロードします。
- ダウンロードした
AutoPlugin2.vpkをux0:downloads/または任意のフォルダにコピーします。 - VitaShell上で
AutoPlugin2.vpkを選択し、インストールします。
基本的な使い方
- AutoPlugin IIを起動します。
- メニューから「プラグインをインストール」を選択します。
- 一覧から導入したいプラグイン(例:NoNpDrm、DownloadEnablerなど)を選び、○ボタンで決定します。
- 自動でダウンロードとインストールが行われます。
- 必要に応じてVitaを再起動すると、プラグインが有効になります。
操作は非常にシンプルで、目的のプラグインを選ぶだけです。
おすすめプラグイン
AutoPlugin II経由で導入できるプラグインの中でも、特におすすめのものを紹介します。
| プラグイン名 | 概要 |
|---|---|
| Vitabright | 輝度を通常の設定よりも暗く/明るく調整できる、屋外や暗所プレイ時に便利 |
| udcd_uvc | Vitaの画面をUSB経由でPCに出力できる、配信や録画用途に最適 |
これらのプラグインはどれも導入価値が高く、Vitaの活用幅を大きく広げてくれます。
注意点
- 一部のプラグインは、CFWの種類やVitaのファームウェアバージョンによっては動作しない場合があります。
- 複数のプラグインを同時に導入すると、競合が発生して一部が動作しないことがあります。
- 不要になったプラグインは、AutoPlugin II内の「削除」機能で整理しましょう。
おわりに
AutoPlugin IIは、PS Vitaでプラグインを利用する上で欠かせない定番ツールです。
一度導入しておけば、以後のプラグイン追加や更新が非常にスムーズになります。
プラグイン管理を手動で行うのが面倒だと感じていた方は、ぜひこの機会にAutoPlugin IIを導入してみてください。
Vitaの可能性をさらに広げることができるはずです。
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