【PS Vita】クイックメニューを爆速・高機能化!Quick Menu Plusの導入方法と設定ガイド

PSVita Vita改造

はじめに

PS Vitaの「クイックメニュー(PSボタン長押しで表示されるメニュー)」は、ゲームプレイ中でも明るさの調整やネットワーク設定の変更、BGMのコントロールなどが素早く行える便利な機能です。

しかし、標準のクイックメニューには以下のような不便な点があります。

  • 電源を切るには本体の電源ボタンを長押しする必要がある
  • 音量調整が本体側面の物理ボタンでしか行えない
  • 本体の再起動を素早く行う機能がない

こうした不満を一気に解決してくれるのが、PS Vita向けプラグイン「Quick Menu Plus」です。

Quick Menu Plusを導入すると、クイックメニュー内に「電源オフ」「再起動」「スタンバイ」のボタンや「音量調整スライダー」が追加されるほか、メニューの呼び出し速度自体を爆速化することも可能です。

この記事では、Quick Menu Plusの主な機能や導入手順、自分好みに変更できる各種設定方法について詳しく解説します。


Quick Menu Plusとは?

Quick Menu Plusは、PS VitaおよびPS TV(PlayStation TV)の標準クイックメニュー機能を大幅に拡張する定番のプラグインです。

元々はSonicManiac氏によって開発されたプラグインですが、現在は有志(PsArchive等)によってメンテナンスが引き継がれており、最新のVitaSDK環境でビルドされるなど、現在のCFW環境でも安定して動作するようにアップデートされています。

普段よく使う電源操作や音量変更が画面上のタッチ操作(またはボタン操作)だけで完結するため、本体物理ボタンの消耗を抑えたい方にもおすすめのプラグインです。


Quick Menu Plusで拡張・追加される主な機能

Quick Menu Plusを導入することで、具体的に以下のような機能が追加されます。

1. 電源関連ボタンの追加

クイックメニュー上から、以下の電源操作がワンタッチで行えるようになります。

  • 電源オフ
  • 再起動
  • スタンバイ(オプション)

ホーム画面やゲーム内など、場面を問わず即座に再起動や電源オフができるため、本体の電源ボタンを長押しする手間がなくなります。

2. 音量スライダーの追加

クイックメニュー内に直感的に操作できる「音量調整スライダー」が追加されます。

画面上で素早く音量を上下できるため、携帯モードでのプレイはもちろん、本体に音量ボタンがないPS TVを使用する際にも非常に重宝します。

3. クイックメニュー表示速度の爆速化

PSボタンを長押ししてからクイックメニューが表示されるまでのレスポンス(遅延時間)を短縮できます。標準の挙動よりも素早くメニューが立ち上がるため、操作性が格段に向上します。

4. 背景スタイルの変更

クイックメニュー表示時の背景デザインを好みに応じて変更できます。

  • Original(標準スタイル)
  • Translucent(半透明スタイル)
  • Black(完全ブラック)

最新バージョンでは、背景グラデーション効果のON/OFF切替にも対応しています。


Quick Menu Plusの導入手順

必要なもの・動作環境

  • HENkaku / HENkaku Ensō などのCFW導入済み PS Vita または PS TV
    ※PS VitaへのCFWの導入方法については、こちらの記事をご参照ください。
  • VitaShell(ファイル操作用アプリ)
    ※VitaShellの導入方法については、こちらの記事をご参照ください。

1. プラグインファイルのダウンロード

GitHubのリポジトリから最新版のプラグインをダウンロードします。

Releaseページから quickmenuplus.suprx をダウンロードしてください。

2. プラグインファイルを転送

VitaShellを起動し、PC接続(USBまたはFTP)を利用して、ダウンロードした quickmenuplus.suprxur0:tai/ へ配置(コピー)します。

3. config.txtの編集

ur0:tai/config.txt をVitaShell内のテキストエディタ等で開き、*main セクションの末尾に追記します。

ur0:tai/quickmenuplus.suprx

4. PS Vitaの再起動

設定を反映させるため、PS Vita(またはPS TV)を再起動します。

再起動完了後、PSボタンを長押しして拡張された新しいクイックメニューが表示されれば導入完了です。


詳細な設定・カスタマイズ方法

Quick Menu Plusは、設定用フォルダにテキストファイルを配置することで動作を細かくカスタマイズできます。

設定用テキストファイルは以下のディレクトリに配置してください。

ur0:data/quickmenuplus/

※フォルダが存在しない場合は、VitaShell等で新規作成(quickmenuplus)してください。

クイックメニューの表示時間を変更(pushtime.txt)

pushtime.txt を作成し、ファイル内に「長押し時間(マイクロ秒単位)」を数値で入力します。

  • 設定例: 250000 と記述(※250,000マイクロ秒 = 約0.25秒)

標準(0.5秒)よりも小さい値を設定することで、PSボタンを押してからメニューが表示されるまでの速度を大幅に短縮できます。

スタンバイボタンの挙動変更(standbyisrestart.txt)

standbyisrestart.txt を作成し、半角数字で挙動を指定します。

  • 1 と記述(有効): スタンバイボタンを「再起動」ボタンに置き換えます。
  • 0 と記述(無効): 通常通り「スタンバイ」ボタンとして機能させます。イメージは以下のとおりです。
設定値機能・挙動
1(有効)ボタンが「再起動」として動作
0(無効)ボタンが「スタンバイ」として動作

補足(デフォルト挙動について):

  • ファイルが存在しない場合のデフォルト値は、PS Vitaでは有効(1)PS TVでは無効(0) となっています。
  • この設定が無効(0)の場合でも、「電源オフ」ボタンを短く押すと電源オフ長押しすると再起動として動作させることができます。

背景スタイルの変更(bgstyle.txt)

bgstyle.txt を作成し、以下の数値を半角で記述することで背景デザインを変更できます。

設定値デザイン特徴
0Original標準のグラデーション背景
1Translucentすっきりとした半透明背景
2Black完全な黒背景

※初期型PS Vita(PCH-1000シリーズ)のような有機EL(OLED)ディスプレイ搭載モデルでは、背景を 2(Black)に設定することで、黒表示部分の素子発光を抑え、バッテリー消費の節約にも貢献します。


Quick Menu Plusを導入するメリット・おすすめな人

Quick Menu Plusを導入することで、以下のような大きなメリットが得られます。

  • 画面上のワンタッチ操作で「電源OFF」「再起動」ができる
  • 本体の物理ボタン(電源ボタン・音量ボタン)を押す回数が減り、ボタンの摩耗を防げる
  • 音量変更がスライダー操作になり、段階調整がスムーズに行える
  • クイックメニューの呼び出しが高速化され、ストレスフリーに操作できる
  • 有機ELモデルでの省電力化や見た目のカスタマイズが楽しめる

特に以下のようなユーザーには必須と言えるおすすめのプラグインです。

  • PS Vita / PS TV を日常的に活用している方
  • 電源操作や再起動の手間を減らしたい方
  • 本体のボタン類を長く大切に使いたい方
  • システムの操作感・レスポンスを向上させたいカスタマイズ好きな方

おわりに

「Quick Menu Plus」は、PS Vitaの操作性を大きく向上させてくれる非常に優秀な定番プラグインです。

電源オフや再起動のワンタッチ化、音量スライダーの追加、メニュー呼び出し速度の高速化など、一度体験すると標準のクイックメニューには戻れなくなるほどの快適さを提供してくれます。

導入手順もシンプルで設定の自由度も高いため、CFW環境のPS Vita / PS TVをお持ちの方は、ぜひ導入して快適なゲームライフを構築してみてください!

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