【Switch】ゲームカードをXCI形式でバックアップ!nxdumptool(rewrite版)の使い方と設定を徹底解説

Switch改造

はじめに

Nintendo Switchのゲームカードを、PCなどで管理・保管できるXCI形式のイメージファイルとしてバックアップしたいときに欠かせないのが「nxdumptool」です。

nxdumptoolは、Nintendo Switchのゲームカードや本体ストレージから、XCI、NSP、NCA、ExeFS、RomFSなどを安全にダンプできる定番のHomebrewツールです。

現在、公式GitHubでは「rewrite版」の開発が進められており、HOS 17.0.0以降のファームウェアでは旧版(v1.1.15)ではなく、rewrite版の最新ビルドを使用することが推奨されています。

本記事では、CFW導入済みのSwitchを使用し、最新のnxdumptool(rewrite版)でゲームカードをXCI形式へ正確にダンプする手順を分かりやすく解説します。


nxdumptoolとは?特徴とHOS 17.0.0以降の注意点

nxdumptoolは、開発者のDarkMatterCore氏によって制作されているNintendo Switch向けの多機能ダンプツールです。

ゲームカード全体をバックアップするXCI形式の作成をはじめ、インストール済みタイトルからのNSP生成、ゲームを構成する内部データ(ExeFS / RomFS / NCA)の抽出まで幅広く対応しています。

手持ちのゲームカードをそのまま丸ごとアーカイブ・保存したい場合は、ゲームカード構造を完全に保持できるXCI形式でのダンプが基本となります。

HOS 17.0.0以降は「rewrite版」の使用が必須

nxdumptoolには、従来親しまれてきたlegacy版(v1.1.15など)と、現在メインで開発されているrewrite版が存在します。

システムバージョン(HOS)17.0.0以降のSwitchでは、内部仕様の変更によりlegacy版が正常に動作しない場合があるため、公式リリースページでもrewriteブランチの最新ビルドを使用するよう案内されています。

💡 注意点
rewrite版はlegacy版からメニュー構成が大きく一新されています。 旧版で親しまれていた「Dump gamecard content」という項目は廃止され、rewrite版ではゲームカード関連の操作がすべて「gamecard menu」に集約されています。
※本記事では、最新のrewrite版の画面構成に基づいて解説を進めます。


XCIダンプに必要な準備とファイル配置

ダンプ作業を開始する前に、必要な環境とファイルを揃えましょう。

必要なもの

  1. CFW導入済みのNintendo Switch本体
    ※SwitchへのCFW導入方法については、こちらの記事をご参照ください。
  2. バックアップしたいゲームカード
  3. microSDカード(十分な空き容量があるもの)
  4. nxdumptool(rewrite版の最新NROファイル)
  5. prod.keys(Switch本体から抽出した暗号キーファイル)

※prod.keysの取得方法やLockpick_RCM等の使い方については、こちらの記事で詳しく解説していますので、事前にお手元へご用意ください。

1. nxdumptool(rewrite版)をmicroSDカードへ配置する

まず、PCで公式GitHubのReleasesページへアクセスします。

rewrite-prereleaseから最新のNROファイル(例:nxdt_rw_poc.nro)をダウンロードしてください。

ダウンロードしたファイルを、Switchで使用しているmicroSDカードの以下のフォルダへコピー(配置)します。

/switch/nxdt_rw_poc.nro

2. nxdumptoolを起動し、ゲームカードを挿入する

  1. microSDカードをSwitch本体に戻し、CFW(Atmosphèreなど)を起動します。
  2. アルバム等からHomebrew Menuを開きます。
  3. 一覧の中から「nxdumptool(nxdt_rw_poc)」を選択して起動します。
  4. ダンプしたいゲームカードをSwitchのカードスロットへ挿入します(※nxdumptoolの起動前・起動後どちらでセットしても問題ありません)。

ゲームカードが正常に読み込まれると、nxdumptool上でカード固有の情報が表示され、ダンプ機能が利用可能になります。


ゲームカードをXCI形式でダンプする手順

ここからは、実際の操作手順をステップ順に解説します。

ステップ1:「gamecard menu」を選択

nxdumptoolのメインメニューが開いたら、画面上部にある以下の項目を選択します。

  • gamecard menu

ステップ2:「dump gamecard image (xci)」を選択

ゲームカードメニュー内に移動したら、続いて以下の項目を選択してください。

  • dump gamecard image (xci)

このメニューが、ゲームカード全体をXCI形式のイメージファイルとして書き出す設定画面です。

ステップ3:ダンプ設定(推奨設定)を確認・調整する

dump gamecard image (xci)を開くと、XCI作成時の各種パラメータ設定が表示されます。個人用のバックアップ用途であれば、基本的には標準(デフォルト)設定のままで問題ありません。

各項目の意味とおすすめ設定は以下の通りです。

1. Prepend key area

  • 推奨設定:no
  • 解説: XCIファイル内にKey Area(鍵領域)を付加する設定です。一般的なバックアップ・保管用途ではnoのままで動作します。

2. Keep certificate

  • 推奨設定:no
  • 解説: ゲームカード固有の情報である「証明書(Certificate)」をXCI内に保持するかどうかの設定です。証明書には所有者固有のデータが含まれるため、セキュリティ面や扱いやすさを考慮し、通常はno(除外)を推奨します。
  • ※nxdumptoolには証明書単体を独立してダンプする機能もあるため、必要な場合は別個に保存できます。

3. Trim dump

  • 推奨設定:no
  • 解説: yesにするとゲームカード上のダミー領域を削除してファイルサイズを小さくできますが、完全なゲームカードイメージ(元データと同じ構造)として保存しておきたい場合はnoを選択してください。

4. Calculate checksum

  • 推奨設定:yes
  • 解説: ダンプ完了時にファイルのチェックサムを計算・検証する機能です。データ破損がないかを自動で確認できるため、yesにしておくことを推奨します。

【補足】FAT32形式のmicroSDカードを使用している場合の注意点

microSDカードのフォーマット形式がFAT32の場合、仕様上1ファイルにつき最大4GBまでしか保存できません。

容量が4GBを超えるゲームカードをダンプする場合、nxdumptoolに搭載されている「自動ファイル分割機能」が作動します。

  • FAT32環境: XCIファイルが4GBごとに分割されて保存されます(例:.xc0, .xc1など)。
  • exFAT環境: 4GBを超えても分割されず、1つの大きなXCIファイルとして保存されます。

※FAT32環境でも分割された状態のまま適切に扱えるため、無理にmicroSDカードをexFATへ変更する必要はありません。

ステップ4:「start xci dump」を実行する

設定内容を確認したら、メニュー最下部にある以下の項目を選択して実行します。

  • start xci dump

ゲームカードの読み出しと書き込みが開始され、画面に進捗状況(プログレスバーや転送速度)が表示されます。

⚠️ 実行中の注意点 ダンプ作業中は絶対にゲームカードを抜かないでください。また、本体の電源を切ったりスリープモードに入れたりしないようご注意ください。

完了メッセージが表示されるまで待ちます(ゲームカードの容量やmicroSDカードの書き込み速度により、数分〜数十分程度かかります)。


ダンプしたXCIファイルの保存先と確認

ダンプ処理が完了したら、nxdumptoolを終了してSwitchの電源を切り、microSDカードをPCに接続してファイルを確認しましょう。

nxdumptool(rewrite版)で出力したXCIファイルは、microSDカードの以下のディレクトリに保存されています。

/nxdt_rw_poc/Gamecard/

指定のフォルダ内に対象タイトルの.xciファイル(または分割されたファイル群)が生成されていれば、バックアップ作業はすべて完了です!


おわりに

今回は、CFW導入済みのNintendo Switchにおいて、nxdumptool(rewrite版)を使用してゲームカードをXCI形式へバックアップする方法をご紹介しました。

HOS 17.0.0以降の環境では、従来のlegacy版ではなくrewrite版を使用することが最大のポイントです。旧記事や古い情報に惑わされず、以下のシンプルな手順を覚えておけばスムーズに作業が行えます。

  1. gamecard menu を開く
  2. dump gamecard image (xci) を選択
  3. start xci dump で書き出しを実行

万が一のゲームカード破損や紛失に備え、自分が所有する大切なゲームソフトを適切にアーカイブ・管理したい際に、nxdumptoolは極めて強力で安心できるツールです。ぜひ本記事を参考にバックアップ環境を整えてみてください。

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