はじめに
PS VitaでPSPやPS1のタイトルを遊ぶ際、多くの方は「Adrenaline」を利用していると思います。
しかし、Adrenaline経由でゲームを起動する場合、毎回アプリを開いてからゲーム選択画面で目的のタイトルを選ぶ必要があり、少々手間に感じることもあります。
その手間を解消してくれるのが、「Adrenaline Bubbles Manager(ABM)」です。
このツールを使えば、PS Vitaのホーム画面に各ゲーム専用のバブル(アイコン)を作成し、タップひとつで直接起動できるようになります。
まるでVita向け公式ダウンロードタイトルのように扱える、非常に便利なアプリです。
Adrenaline Bubbles Managerとは
Adrenaline Bubbles Manager(略称:ABM)は、PS Vita用の自作アプリで、Adrenaline内にあるPSPやPS1タイトルを独立したショートカットアイコン(バブル)として作成できるツールです。
作成されたバブルはVitaのLiveArea上に並び、タイトル名やアイコン画像の変更も自由に行えます。
ゲームごとにバブルを作っておけば、Adrenalineを起動することなく、直接ゲームを起動できるようになります。
主な特徴は以下のとおりです。
- PSP / PS1タイトルごとの個別バブル作成に対応
- タイトル名・アイコン画像の自由なカスタマイズ
- 既存バブルの削除・再編集も簡単
- Adrenaline導入済み環境で動作
導入方法
① 前提条件
ABMを利用するには、以下の環境が整っている必要があります。
- PS VitaにCFW(カスタムファームウェア)が導入されていること
- Adrenalineがインストール済みで正常に動作していること
- VitaShellを利用できる環境であること
- PC側でFTPクライアントソフトを使用できること
② ABMの入手とインストール
- PS Vitaで VitaShell を起動します。
- SELECTボタンを押してFTPモードを有効化し、PCからVitaに接続します。
- PCで以下のサイトから最新の AdrenalineBubbleManager.vpk をダウンロードします。
👉 GitHubの公式ページ - ダウンロードしたVPKファイルを、
ux0:downloads/または任意のフォルダにコピーします。 - VitaShell上で
AdrenalineBubbleManager.vpkを選択し、インストールします。
使い方
- ABMを起動します。
- Adrenalineフォルダ内にあるISO/CSO/PBPタイトルが自動的に検出されます。
- バブル化したいゲームを選択します。
- L / Rボタンまたは十字キー左右で、アイコン画像をカスタマイズできます。
- ○ボタンを押すと、タイトル名を入力できます。
- 設定を確定すると、LiveArea上にゲーム専用バブルが作成されます。
作成されたバブルからは、Adrenalineを経由せずに直接ゲームを起動可能です。
また、不要になったバブルはABM上から簡単に削除できます。
おわりに
Adrenaline Bubbles Managerを導入することで、PS Vitaの操作性は格段に向上します。
Adrenalineを立ち上げる手間がなくなり、好きなPSP/PS1タイトルをワンタップで起動できる快適さは一度使うと手放せません。
PS VitaをPSP後継機として活用している方には、まさに必須級の便利ツールといえるでしょう。
ぜひ導入して、自分だけのスタイリッシュなPSPバブルコレクションを作り上げてみてください。
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